Career path of SM and AC @TACO レポート
2/25に開催されたCareer path of SM and AC のレポートです。
プレゼンター
ロシア出身のOrganizer、Yuryさんによるプレゼンテーション
PM→2012にSpotifyのコーチからスクラムとアジャイルに関するトレーニングを受けたのがアジャイルとの最初の出会い 現在はアジャイルコートとして活躍中
What is Career?
マネージャーとして採用面接をした経験から。 どんなキャリアプランなのか面接で聞くと、はっきりないと言うことが多いか、他にどんなオプションがあるか見えていない人が多い
Wikipediaによると「学習、仕事や人生を通じた比喩的な『旅路』で、いろいろなものがあり、様々な意味で使われる」と書いてある。 ここから言えることは、
- キャリアはある地点から別の地点への移動という、発展・進化の意味が含まれている
- 個人に関することである
- 役職に限った話ではなく、スキルの成熟や学習も含まれる
Wikipediaの同じページからProjectManagerは50年以上存在する職種だが、SMやACはここ10年ほどで新しく出てきた専門性
Impromptu Networking
LiberatingStructuresよりImpromptu Networkingをつかってキャリアについて考える。
- 自分のキャリアパスについて考える(2min)
- グループになってお互いのキャリアパスについて紹介(6min)
- 同じグループでお互いのキャリアプランについて共有(6min)
- 全体でグルーピング
- SM/AC特有のスキル
- ファシリテーションなど一般的なスキル
- 役職など会社に関係するもの
- その他
Success
@LIZ ANDMOLLIEによる定義によると、
役職と給与という考え方だけでなく、心身の健康や自分の時間もそこに含まれるべきだろうといわれている。 ここに加えてMastaryと言う考え方を個人的には追加している。 データサイエンスだとConfusion Matrixというものがある。この横軸にコンピテンシー、縦軸に給与や役職名をとってみる どちらも高い状態にプロットされるのは高いコンピテンシーが会社にとって高い利益をもたらすから高い給与や役職をもらっているので、公正に評価されていると言えるだろう。 どちらも低い状態にプロットされるのはキャリアのスタートと言えるかもしれない。 コンピテンシーが低くても給与が高いのはどう言うことだろう? 採用した会社がその内容を理解できてない?マーケットにそう言う人材がいないという需求の影響?資格の数で見ている?業界標準の給与水準の影響?マネージャーなど他の役職と兼務するから?会社が今後の期待も込めて高い給与を払っているのかも?
コンピテンシーが高くて給与が低いのはどう言うことだろう? 給与交渉が下手なのかも?現状に満足しているなど、もっと給与の高い業界に転職しないという選択をしているのかも?
キャリアの選択やそれに伴う状況にはいろいろなパターンがあって、いい悪いではなくそういう選択をしているといえるかもしれない。
Mike Cohnの例
Spotifyの例
マーケットの状況
複数のプロジェクトを担当するSMならSAFeのRTEなどスケーリング方面、技術的に突き抜けてより難しいプロジェクトを担当する方面、開発チームやSMチームのマネージャーになる方面、アジャイルコーチ、DXコーチ、CTCやCECになる方面 これだと言う答えがあるわけではない。皆さんの意見は? CXOになる可能性?キャリアコーチ?ビジネスオーナーとして起業?
ここで言いたかったのは、役職や給与のレベルアップが必ずしもキャリアの成功と結びつかないと言うこと。例えば給与はそのままでも複数チームを持つようになったらそれはキャリアとしての進歩と言える。 コンピテンシーの成長は、キャリアの成長と言えると思う。
ACのキャリア
ICAgileのホワイトペーパーより https://www.agilecoachinginstitute.com/wp-content/uploads/2011/08/Agile-Coaching-Competencies-whitepaper-part-one.pdf
コンピテンシーは四つのエリアに分類される。 ホワイトペーパーは10年前のものだが、マーケットの状況はこのホワイトペーパーで予見された方向に進んでいる。 マーケットへの適用が進み、この四つのエリアのがさらに細分化されるサブドメインへの専門分化が求められるようになると言っていて、 今後これが進むと、なんでもできるACからある分野に特化した、チームの現状に合わせて必要な分野の得意なACも求められるようになるかもしれない。
10年後もSMは求められるのか?
SMの能力開発をマーケットがどのように考えるかによるだろう。企業が求める資質に応じた名前の役割として、例えばトランスフォーメーションに特化したACと言う形になるかもしれない。