インプロアカデミー の単発ワークショップに行ってきた

スクフェス新潟とはしごして

に行ってきた。

今年のRSGTで見てから気になっていたのと

を読んで実際に体験してみたいなと思った。

2時間のタイムボックスでやったワークは

  1. 自己紹介
    1. 今日呼ばれたい名前、今の元気度(1−5)・今日来た目的
    2. 隣の人の名前を順番に呼ぶ→誰でも相手の名前を呼ぶ
    3. インタビュー:ペアになって「自分が好きなこと・自分が輝くこと・自由質問」して、相手のことを皆さんに紹介
  2. プレゼントゲーム
    1. 相手の欲しそうなものをマイムで表現しながらプレゼントする。受け取るかどうかは相手次第。
  3. フリーシーン
    1. 2人組で1人は座っていて、もう1人が袖にいる状態からスタート。お題は完全に自由。時々内海さんのサポートでこういう展開にしましょうというアドバイスがある。
  4. セリフ取り消し
    1. 2人組でフリーシーンと同じような感じでスタート。お題は内海さんからもらう。ちーんとベルが鳴ったらその直前の台詞が取り消される。演者は新しいセリフを考えてすぐ出さないといけない。
  5. 50音セリフ
    1. 2人1組であから順番に50音で始まるセリフを思いつくままに出していく

ワークを通じて https://improacademy.jp/impro/

に書いてあることを大体学んだ。

がんばらない

最初に頑張りすぎて空回りしても面白くならないという話があった。頑張って何とかしようとすると話の流れが止まっちゃうので、思いついたものをぽんと出してみる。相手に預けてみるというのは新鮮な感じだった。

失敗を楽しむ

即興なので基本失敗というか変な感じになる。でも、みている方はそこになんとも言えない面白みがある。完全に即興でストーリーが作られていくので、「次にこの人たちはどうするんだろう」というなんとも言えないワクワク感がある。やってる方も自分で笑っちゃうような展開を口に出しちゃったりする。しかしまたこれが面白い。「失敗したくないなら台本かいてその通りやればいいんですよ。」

安全な場所を作る

失敗しても誰も非難されないし最後は拍手で終わる。セリフ取り消しのところでは、ありきたりな展開で進めようとすると、ちーんと鳴らされて、面白くなりそうなものが出てくるまで何回でも取り消される。ディレクターの腕が絶妙だなぁと思ってみていた。

スポンテイニアス(Spontaneous)

ポッとでてくる言葉は結局、普段どんな世界で、どんなフィルターをかけて生きているかにかなり左右されるなぁということに気づいた。突拍子もないものを考えて面白くしてやろうとか欲を掻き出すと余計出てこなかったりもする。

頭の中の検閲官に気づく

思いついたことがそのまま口に出せない。検閲官がブレーキを踏んでるんですよね。「こんなこと言っちゃっていいのかな?」「これ言って面白くなるかな?」って感じで。

パートナーにいい時間を与える

ほんとこれ。自分が舞台側にいるときは相手のことを本当の意味で「みて」(どの漢字を当てるかはまだわかっていない)いないと次のセリフが浮かんでこない。自分の発するセリフが相手へのプレゼントになるように場を作り上げていくといいものが生まれるというのに改めて気づけたのはよかった。FBも一緒だよね。

正直なフィードバック

ワークの後毎回お互いにFBする時間がある。あのセリフやりづらくなかったですか?とか。FBのやりとりを通じて相手のことをさらによく知れる。FBに学びがある。ふりかえりや1on1もこうでなくっちゃねとおもった。

次回は6月にあるそうで、もう埋まりそうみたい。興味ある人はお早めに。

キース・ジョンストンの本を何冊か積んでいるので、読んで理解を深めてもう一回受けたいな。