AgileSEA記録 Leading Organizational Transformation - Ruben Canlas Jr.
Agile SEA に参加して、パトロンチケットの特典で録画を見られたので記録していく。
Thank you all speakers and organizers to have such great event!
Leading Organizational Transformation - Ruben Canlas Jr.
2日目2本目のセッションは Ruben Canlas Jr.氏による講演。
エドゥサ革命で学んだこと
当時運動に携わっていた人々の間で「社会(政府)を変えるのが先か、個人を変えるのが先か」という議論が広く行われていた。
急進派の人々は、社会を変えることを殊更に強調していたが、それに対する批判として、「その変化は本心からの変化なのか?本心からの変化でなければ変化を持続させられないのではないか?権力を握ったとき、君たちはどう振る舞い、何が起こるのか?権力者の首を挿げ替えたところであなた自身はどんな人間になるのか?」というのがあった。
Lyssaが1日目に紹介した同心円と同じように、個人を中心としてチーム、組織で構成される3つの同心円がある。それぞれの層において心理学があり、それを学ぶ必要がある。
クルト・レヴィン
社会心理学の父と言われているクルト・レヴィンの研究に以下のようなものがある。
- グループ・ダイナミクス(集団力学)
- 個人は集団の中にいるときに、普段とは違った振る舞いをすることがある。これは一種のピア・プレッシャーのようなもの。
- 優しかった隣人がナチズムの台頭により突然差別的になった
- 個人は集団の中にいるときに、普段とは違った振る舞いをすることがある。これは一種のピア・プレッシャーのようなもの。
- 擬平衡
- フォースフィールド分析のように、変化を推進したいベクトルと、変化に抗うベクトルが拮抗する。
- アクション・リサーチ
- Plan→Act→Observe→reflectのループによる研究プロセス
- 組織変革の3段階
変化に対する抵抗へどう対応するか?
反対には2種類あって、階層における反対と、よくわからないものへの恐れがある。 階層における反対というのは、例えば社員は制服を着ないといけないというような、明文化されていたり、いなかったりするポリシー。 利き手と反対の手で名前を書くのに手間取るように、慣れていないことへの抵抗感のようなものもある。 習慣となっているものを変えるのは難しい。
そんな中でも変化を促すには、反対している人たちを迎え入れる(engage)ことで自分たちが変化の一部であるということを認識してもらう。 反対している人々の声を聞き、彼らから学ぶことで、何故反対しているのか原因を探る。という手法をとることが重要になってくる。
結局のところ人とのコミュニケーションが重要で、何が起きているのか、フレーミングして見せてあげることで新たな枠組みへの道が見えてくる。
変化をリードする
変化をリードするには以下の3つが重要
- self-management
- Emotional Management
- EI
- Re-Center
- 大胆なリーダーシップ
- 完璧な人間であると振る舞って見せる(aemored)のではなく、わからないことはわからないと素直にいうこと。
- navigate politics
- 政治というと悪い印象を持つかもしれないけれど、権力をどう使うかというのは大切なこと。
- コンフリクトだらけであることも、全くコンフリクトがないというのも不健全な状態であることを認識しておくこと。
- いつでも逃げられる安全な場所を作っておくこと。
変化において重要な要素
- Leader(not manager)
- self-management team
- システム思考
- 文化のコーチング