「パフォーマンス・マネジメント-問題解決のための行動分析学-」を読んだ

こちらのブログに触発されて、

blog.shibayu36.org

パフォーマンス・マネジメント-問題解決のための行動分析学-を読んだ読書メモ。


読書メモ

個人攻撃の罠

  • うまくいかない原因を他人や自分の性格、能力、やる気、適正などのせいにしてしまい、問題解決のためのアクションを取らない
    • 問題となる行動と、その行動が起きる原因に目を向ける。

ABC分析

  • 先行条件(Antecedent)/行動(Behavior)/結果(Consequence)
  • 行動随伴性:「〜のとき、〜したら、〜になった。」
  • 行動:死人にできないこと全て/「〜しない」ではなく、「〜する」という行動。
  • 遺伝的に備わっている反射が引き起こされる場合:AB分析

強化の原理/好子・弱化の原理/嫌子

  • 良いことが起こると経験した行動は強化され、悪いことが起こると経験した行動は弱化される。

シェイピング/モデリング

  • 言葉では説明できない/レパートリーにない行動
  • 具体的な手本を見せる

知識のパフォーマンスマネジメント

  • 「知識」=「行動レパートリー」として具体的な標的行動に落とし込む。
  • 学習者が行動レパートリーを習得できるように行動随伴性を整備する。

効果を高めるために

  1. 行動と結果の関係は明確に
  2. 結果は行動に対して確実に
  3. 結果の伝達は行動の直後に

優先順位-具体的な達成目標-行動目標-パフォーマンス・フィードバック

  • 大きな目標を、達成可能な範囲の小さな目標に切り分ける。
  • 目標に締め切りを付ける。
  • 「〜する」という望ましい行動を標的行動にする。
  • 達成度を知るために記録を取る。

うまくいかない時の軌道修正

  • 先行条件を変えてみる。
  • 結果を変えてみる。

この本を読んでいる途中に、こんなものを見つけた。

HabitStrap – Knock-Out bad habits. Science backed.

身につけることで標的行動を常に意識させられるし、「それなーに?」と聞かれるたびに標的行動の説明をするから、ものすごく強力に意識付けさせられる。 繰り返し口にするので、自己成就予言にもつながっている気がする。 禁煙、ダイエットなど習慣化したい行動がある人にオススメ。

29/66日 禁煙継続中 f:id:hiroyuki-hanai:20170515024320j:plain