コーディング規約が浸透しない問題

2017/5/15 20:08 追記

コーディング規約をつくっても読まれなかったり、定着しなかったりで、うまくいった試しがなくて、 なんでかなーと思っていたけれど、このツイートをみて、「実装方針の共有」ってところがキモになるんじゃないかと思った。

今まで見てきた/作ってきたコーディング規約だと、コーディングスタイルの話と、実装方針の話がごっちゃになって箇条書きにされているだけというのが多かった気がする。 コーディングスタイルを統一させたいのであれば、PHPならphpcsとか、rubyならrubcopとかあるし、Scrutinizerとか、SideCIでも静的解析はしてくれるので、そういうものを人間が目で確認しなくてもいいように取り入れていくべき。

実装方針については、フレームワークやライブラリによってある程度縛られる部分はあるし、エンジニアなんだから使っている技術は十分に知っとけっていう人もいるかもしれないけれど、スポットで入る人とか、初めて触る人との共有はやはり難しいと思うので、「こういう処理が書きたくなったら、このコンポーネントにまとめてね。」とか「この部分はテストパターンも厚めに書いてね」とか、共有できると、PR見る方も、投げる方も幸せになれるような気がする。

OSSでなくてもCONTRIBUTING.md作ってあらかじめ共有しときたいことは書いておいたほうが良いのだろうか。それでもやっぱり読まない人は読まないから、無駄なんだろうか。 「これくらい知っとけ」の場合でも、「この記事は読むべし」みたいな一覧があると、ミスコミュニケーションが原因でPR全部書き直しみたいな事態は防げそうだけど、大変でも苦労して頑張れ事案なのだろうか。